本 2
□計画停電
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どうしよう…不良さんに一緒に居て、って頼もうかな…
でも、また居間に行くのはなぁ…不良さん自室に戻ったし…
はぁ…はぁ…
息、くるし…
涙出てきた…
も、やだっ…
ヒクッ…ッ、グスッ…
――コンコン…
ビクッ!?
「なぁ、」
「は、はい!」
不良さん?
「お前さっきさ、『君も』って言わなかったか?」
「え?」
「暗闇苦手かって」
「いい、ました。」
それが、なに?
「もしかしてお前、苦手なのか?」
あ…
「………はい…、すごく苦手、です…怖いです…苦しいです…」
「やっぱな…俺、どうしたらいい?」
不良さん…
「側に、いてください…お話、してください…ずっと…」
「…わかった。部屋、入るぞ?」
「はい。」
不良さん、優しいね…