Harl

□オカルトクラブ
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    エ
       レ
        ベ 
         ー
          タ 
           ー    
「なあなあ、しってるか?最近ここら辺で出るの?」
また来た…いたいなんでこんな情報をあつめられるんだか…まあここは適当に話をあわせておくか
「出るってこれがか?」
俺は手を胸の前でたらしながら遊び半分で言った。
「そうなんだよ」
「はいはい、それはそれは、またどうせガゼだろ?」
「実はちがうんだよ!」
はいはい、これで16回目か…飽きないなーこいつも
「で?それを調べに行こうと?」
「そうだよこれが俺たち『オカルトクラブ』の義務だろう」
いや、そんなクラブ知らない!
「はいはい分かった分かった」
そう言うとあいつは喜んだ顔をしたが、急に顔が険しくなった。
「?どうした」
すると声をひそめて
「実はそのお化け、マンションのエレベーターに出るらしいんだけど…そのマンション実はお前ん家のマンションなんだ。」
「ふーん、あっそう」
どーせそんなのガゼに決まってる。
じゃあ、8時ごろにお前ん家に行くから。
「分かった」
普通こんな小学生が8時に家を出るとはと思うが、親は、共働きで家にはいないから…
〜その日の8時〜
コンコン
…ドアのノックオンだ…来たのか…本気だったんだな。
「来たぜ、じゃあ行くか」
「ああ、そうだな」
「で、それの詳細な、噂とかはあるか?」
「えっと、なんか、“全身白ずくめで、マスクをつけている人が
下から見てる“とかかな」
「そうか…まあいいや行こうぜ」
「じゃあ1階から」
と俺はエレベーターに乗った、あまりのりきじゃなかったけど…
このエレベーターはどこにでもあるようなエレベーター、ドアがガラス張りになっていて外が見えるような仕組み…いたって普通だ。
8・7・6・といいリズムに降りていく
5階に下りようとしたとき“白い何か”があった。
それは動いていて、銀色の“何か”を持っていた。
そして5階その人と目があった。
…………………マスク!!
うそ!マジ
″1階です
エレベーターの機械のコールがかかる。
あいつは普通に降りた、こいつにはあれが見えなかったのか?
俺もエレベーターから降りた、ちょっとないだろ…人が来た、よけなきゃな、通り過ぎる瞬間に人の顔が見えた
「!!うそ」
さっきの“白い何か”だった…ここはホントに出るんだ
「よしじゃあ、探すか!」
「あ、ああ」
「じゃあお前はエレベーターからね」
「あ、ああ」
「じゃあ2階から」
「あ、ああ」
オレはエレベーターに乗って2階のボタンを押した。
1から2に変わっていく
3・4・
え?俺は2を押したのに、何で?
そして5階
″5階です
さっきの“白い何か”がたっているやばい、こちへ来るぞ、逃げないと…
“白い何か”が銀色の“何か”を振り上げてきた
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ドシャ
そのエレベーターは赤い“何か”で真っ赤に染められた。
 

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