涼宮ハルヒの憂鬱

□『涼宮ハルヒの願望』
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突然だが問おう。
この世界に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者という者はいると思うか?

…まあ、その、何だ…
色々と突っ込み所があるだろうが、あまり気にしないでくれ。それに、決してボケている訳ではないぞ。ただ、ちょっと聞いてみたいだけだ。世間はどう答えるのかね?…って具合にな。
軽い気持ちでいい。考えてみてくれ。







と言っても、考える必要はないよな…。
全世界の答えはほぼNO…。
そして、一部YESと答える者がいる…。
といった所だろう






…我ながら、強ち間違ってはいないと思うぜ。

そうだろう…?













俺?



ふん…俺は勿論NOだ…
そんな非常識な奴等など、いる訳がない。














……まあ、こんな事を言ってる俺だが、訂正しなくてはならないな…

何故?…だって?





簡単だ…





俺が宇宙人、未来人、超能力者に囲まれているからだ。




待て待て…俺は頭のネジが外れている様な、況してや頭の中がお花畑な、訳の解らん奴ではないぞ。俺の大脳は至って正常に起動している。
それと、訳の解らん奴は確かにいる。我らの団長様だ。


…まあ、色々とあるが、俺の高校生活を見れば全て解るだろう。

そうだ、先に言っておこう。…現在俺が所属している部活は…じゃなくて。

研究会…でもないな。

況してや…同好会でも無い。

学校に認められていない様な訳の解らん活動を行っている、非認組織団体だ。



そう…認められていないのに、文芸部の部室を乗っ取ってな…。




この団の名前も、馬鹿げている。その名も『世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団』(略してSOS団)と言う訳の分からない名称だ。
まあ、こんな集まりが学校に認められてしまったら、ある意味この世界も終わりだ。



……さて、見てもらおう。俺の高校生活を。
百聞は一見に如かず、だ。









…ん?異世界人?

今現在は現れてないが…
今更出てきたらかなり困るな…

いや、異世界人はいい…
今はいないからな…

…一先ず、俺の日常風景を見てくれ
俺が言っている事が嫌でも解るからな。












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