人間・死神・破面・仮面のお話
□お花見戦争
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ここでお花見参加者を紹介しておこう
乱菊(主催者)、日番谷、雛森、浮竹、ルキア、一角、弓親、恋次、京楽、七緒、やちる、市丸、吉良だ
こうして準備(という名のさぼり)は着々と進んだ。
だか問題が1つあった。
「ん〜どうしよう;」
「どうしたんですか、乱菊さん」
「あっ雛森!あのねぇ人も酒も集まったんだけど肝心の場所がないのよぅ」
そう、いくらサボり魔乱菊と言えど一応副隊長。このくそ忙しい時期に遊びで清霊廷から出る訳にはいかないことくらい分かっていた。
だからといって清霊廷内に花見をする場所などない。
「あっ朽木隊長!」
「え?」
前方から朽木白哉が歩いてきた。
「松本」
「は、はい!なんでしょうか」
「各隊の者を集めて花見をするらしいな。」
「え?あっはい。まぁ」
いくら乱菊でも朽木隊長を誘う勇気は無かった。だからこの話を知ってる事に驚き、何か言われることを覚悟した。
参加者の中には恋次がいる。もしも恋次を引き戻されたらルキアを呼んだ意味がない。
決して無意味なことをしない。この乱菊という女の凄いところはそこであろう。
「私の屋敷でやるといい。」
「はい?」
「中庭の桜が満開だ。わざわざ外でやるよりいいだろう」
「は、はい。ありがとうございます。では3日後にお邪魔いたします」
それを聞くと白哉は瞬歩で消えた。
「…ゃ、やった。決まりね」
「あっ!てことは朽木隊長も参加するんですかね」
「あ;」
当然そうだろう。
「まぁいっか」
これで全部の準備が整った。