日雛のお話
□不満
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「はぁ〜」
大きな溜め息をついて五番隊舎に戻る
日番谷君と付き合ってもうすぐ5年。今度の休みはちょうどその記念日なのに…
それに隊首会だって一日中やってる訳じゃない
昼間は駄目でも夜は…
ダメだ!日番谷君て夜遊びに行くとすぐ帰されちゃうんだよね。
そういえばまだあたし達キスもしてないし…
ひょっとして日番谷君あたしに興味ないの?
やっぱりあたし…
「魅力ないのかなぁ…」
「なにが?」
「!!乱菊さん!」
「どうしたのよ雛森。さっき隊長と話してたときすっごい怖い顔してたわよ?」
「え?そっそうですか?」
「そうよ。それで隊長、雛森が出ていった後心配してたわよ。なんか悩みでもあるの?」
「…乱菊さんって市丸隊長とキスしたことありますか?」
「なっ…そりゃあるわよ。どうしたの急に」
「やっぱり恋人同士それが普通ですよね…」
「何あんた、隊長にされたことないの?」
「はい…。」
(隊長、よく我慢してるのね)
「やっぱりあたしって魅力ないんでしょうか。乱菊さんみたいに綺麗でスタイルも良くないし」
「そんなわけないでしょ!隊長は毎日一緒にいるあたしより雛森のことが好きなのよ?それに女は皆それぞれ違った魅力があるのよ。自信もちなさい!」
「でも…」
「わかった!あたしが雛森を変身させて隊長をその気にさせてあげる!」
なにやら危ない作戦が始まる予感…
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