日雛のお話
□想いの扉
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「シロちゃん!」
死神になる前のお前はやけに姉貴ぶってて俺のことを弟みたいに扱ってた
すごく嫌だった
死神になるって出ていった後
たまに帰ってくるお前は俺に対しての態度は相変わらずだったがその綺麗な瞳には大きな希望がうつっていた
「でね、藍染隊長がね、」
「藍染隊長はもういい」
「もぅ、興味ないんだから」
「ねぇーよ、それよりお前はどうなんだよ?ちゃんとついていけてるのか?」
「ひどーい!これでも特待クラスなんだから!」
嫌だった
俺じゃない誰かを追い掛けるお前が
俺の憧れる瞳を独り占めするやつが
羨ましかった
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