日雛のお話
□絵空事
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昔、あるところに小さなお城がありました。
その城には桃というそれはそれは美しい姫がおりました。
桃姫は小さな頃から大事に大事に育てられ、優しく思慮深い素敵な女性になりました
そんなある時です。
桃姫は隣街の大きなお城のパーティーに招待されました。
パーティーのメインとも言えるダンスの時、桃姫は見つけました。
美しい姫と踊る綺麗な瞳をした男の子。
そこで桃姫は恋に落ちたのです。
男の子の名は日番谷冬獅郎
その城の王子様でした
しかし、城のものが言いました。
“いくら姫でもあの城の王子とは結ばれません。そんなの絵空事だ”と
そこで桃姫は考えたのです
結ばれないのなら、せめてお側にいたい
そして桃姫は姫の座を捨て、大きな城で働く事を決めたのです
これはそんな桃姫の童話の様な恋のお話
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