日雛のお話
□不満
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「こんにちは、五番隊副隊長雛森桃です。日番谷隊長は居られますか?」
「入れ」
低い事務的な声
「失礼します」
「なんだ?」
短い言葉
「―――。以上が藍染隊長からの伝令です」
「分かった。これを藍染に渡しておいてくれ」
「承知しました。では失礼します」
なんの意味も持たない会話
「雛森」
さっきとは違う優しい声
「何?日番谷君」
あたしも普段の態度に変える
「今度の休みのことなんだが隊首会が入っちまって」
「え?」
「悪い」
「しょうがないよ、また今度にしようか」
「あぁ」
申し訳なさそうな声で日番谷は返事をした
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