日雛連載

□てをつなごう…それから、きす。上
1ページ/5ページ



いつも、そばにいた。 


勉強も運動も 

全部

お前にかっこつけるために一番をとった 



お前はいつも俺に笑顔をくれる 


だけど俺の気持ちは返しちゃくれない 








なぁ、

お前は

どうしたら俺を好きになる? 










もし、俺とお前の血が繋がってなかったら

お前は俺のこと、

好きになるか?










だけど




俺は


今まで一度もお前を「お姉ちゃん」って呼んだことねぇんだ 










…今まで一度も姉弟だって思ったことねぇんだ… 




















「シロちゃん!起きて!もう朝だよ?」


朝から桃は元気だな、と薄目を開けると通りで重いはずだ、桃は俺の上に布団ごしに乗っかっている 


「今日、日曜だろ。もう少し寝かせろ」


いつもなら逆の立場のはずだがなぜだか桃は昔から休みの日は起きるのが早い 


「もぉ〜あと30分だけね?」


せっかく起こしてあげたのに、と桃はぷりぷりしながら部屋から出ていった 



それを確認してからズボンの下を探る 


まったく、朝から馬乗りは止めてほしい。 



桃もいい加減、年頃なのだからこうゆう男の習性をそろそろわきまえてもらいたいものだ 



頭では考えつつも、体はすでに下半身に夢中だ 



まぁ、本当に困るのは実の姉を好き過ぎて反応してしまうこの体なんだろうが。 



行為を済ませるとさっさと服を着替える。

うかうか二度寝などしてられない。
今日は彼女と一日中一緒にいられる大事な休日なのだから。



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ