日雛のお話第2巻

□惑わぬ心
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それはとある休日。
十番隊長は流魂街の比較的治安の良い潤林安にいた。
ご存知、ここは彼の故郷でもある。
そんなことはさておき、先程から彼は誰かと待ち合わせをしているようで辺りをキョロキョロと見回していた。



「日番谷隊長ー」


「おい、あんまり大声で隊長って呼ぶなよ。わざわざ死魄装脱いできた意味がない」


「あ、すみませーん。それより早く行きましょう。」


「あぁ、そうだな。」


日番谷と待ち合わせていたのは彼の部下の女性死神のようで二人は仲良さげに商店街に消えていった。 



その様子を影で見ていたのは五番隊副隊長の雛森桃、日番谷の恋人である。 


「シロちゃんが…浮気…?」


何やら一波乱ありそうな雰囲気である。

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