長い歴史に爪痕を刻む

□登校
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午前8時30分

いつも通り学校に到着。


「おはよう、石田くん。」

「おはよう、井上さん…ってあれ?!」


井上さんの後ろには見覚えのある三つ編みの女の子…


「おはようございます」


制服を身にまとい、軽く会釈する彼女は間違いなく昨日手料理を作ってもらったネムだった。






「なんで…君が?」



きっと今の僕の顔は最高に間抜け顔だろう
でもそれよりこの状況を理解するのに全神経が動いた


「織姫さんが来るようにと」



それだけ言って今度はあとから来た黒崎達にあいさつをした



全然、意味がわからなかった
どうやって編入手続きをしたのかとか制服とかを買う金はどうしたのかとか
朽木さんの時も気にはなっていたけど


「おぉ?!なんだなんだ!また可愛い転入生か?!」

「朝からテンション高ぇよケイゴ……っ?!お前…」
黒崎も分かったみたいだな

「…誰だっけ?どっかで見たことある」


分かってないのか!
全くこいつはどうも前頭葉に障害があるらしいな


「黒崎くん、この人は涅ネムちゃん。十二番隊副隊長さんだよ!」



「あぁ…そうだったな。よぉ」


「あれ?一護の知り合い?」


「そうだお前!朽木さんといい、井上さんといいなんでお前には美人の知り合いが多いんだ?!」


「は?別に美人とか関係ねぇだろ?!ってか石田の方が仲良いだろ」


「なんで僕に振るんだ」


「まあとにかくよろしくな。」


「はい。」






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