日雛のお話第2巻

□哀悼
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こっちに来て一週間。
伝令神機は通じない、虚の森に迷いこんでしまいました。

約10名いた部下達も今では私を含め3人しかいません。
今はみんなでこうして遺書を書いています。

それをあたしの地獄蝶に託します。今までたくさんの地獄蝶をこの森から送り出したけれどそっちからの応援が来ないってことはこの地獄蝶も無事にそちらにたどり着く可能性は低いでしょう。

この手紙が虚たちに引き裂かれず死神の手に渡ったとしたら必ず日番谷冬獅郎に届くようにしてください。
あはは、今更だね。
最初のうちに書いておけばよかったかな?


シロちゃん、あたしはね

シロちゃんに出会えて本当に良かった。

幸せだった。


あなたに愛されて
この世の全てがキラキラした。


あーあ
せめてシロちゃんに身長追い越されるまで生きたかったな


あっでもあたしは小さいシロちゃんが大好きよ?
あなたはとても気にしてるけどあたしはすっごく魅力的だと思う。
だから自信持ってね


いつかきっとシロちゃんの事を愛してくれる人が現れるから

だってあたしが愛した人だもの。


絶対大丈夫よ。





では、これから虚たちと最期の決戦に向かいます。

飛梅はもう始解できる状態じゃないけど


全身が痺れて重いけど


もう、涙が止まらないけど


あたしは逃げません


シロちゃんのように


最後までかっこよく生き抜いて見せます。


そろそろお別れね


今のこの瞬間も少しも濁らず大好きだよ。ううん、愛してる



バイバイ、シロちゃん


















the end.
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