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□金環太陽面通過
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バンッ
「んんう!?」
「ふうん、不意討ちだ?花音がか?まぁ、確かに」
「(ちょ、え。え!?)」
「焦ったが・・・今の立場、逆だよなぁ?」
今の立場。
私がユウにキスしました→不意討ちだとからかいました→ユウしばらく黙り→私は壁に手首を押し付けられる→キス→立場逆。
「ふぁたしふぁんにふぉふぃへはいふぉ(私なんにもしてないよ)!?」
「いや、した。」
私ってばユウに何したの!!?
「だから、・・・仕置きだ。」
「んう!?ッぁ・・・んん!」
激しくて甘い濃厚なキス。
息が吸いたくて、ユウの胸を押したいけど捕まれてるから無理だぁ!!
「んんん!!(息が!!)」
一瞬だけ息吸えたけど、それを狙ってたのか舌を入れてきた。
「んっ!?んんー!ぁッ」
二人のキスの音だけが辺りに響く。
チュパッ ピチャ・・・
「あ・・・」
ユウが離してくれたときには酸素が足りてなくてボーッとしていた。
・・・物足りない。
ユウは、そんな私に耳元で囁いた。
「この続きはまた夜、な。」
「なッ!!!/////!」
「仕置きだっつっただろ?そんな簡単にはやらねぇよ。」
にやりとユウは笑った。
悔しいけどその笑みにかっこいいと思ってしまった自分がいる。
「〜分かったよッ!」
「食堂行くぞ」
「うんッ!で、言っておくけど私の誕生日プレゼントは・・・」
「?」
「さ、さっきのキスとね!」
「あぁ(ニヤ)」
スタスタと食堂へと向かう。
「手作りお蕎麦だよ!!」
「なに、蕎麦!?」
「いえーっす!さ、召し上がれ☆」
やっぱりお蕎麦となると目の色が変わった!
でもね、いつもお蕎麦ばかり食べてるユウに少し、あるものを加えた。
「うまい。」
「ホント!?嬉しい!!」
うん、まぁバレてないみたい☆
実は、三食すべてお蕎麦を食べるユウに
野菜を練り込んだ。
つまり、お蕎麦を作るときに野菜も一緒に入れたっていうこと。
で、うえには海老天。
「ね、ユウ・・・って、もう食べたの!?」
「あぁ、旨かった。」
「そっかぁ・・・☆」
また作ろうと決めた私だった。