short

□cat逃走中
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「では説明しよう。ぼくが花音に飲んでもらったのは―」

「―六幻」

「(ビクッ)の、飲ませたのは"cat in(キャッツイン)"というものだ。」

「cat in?」

「その cat inってやつを飲んだらどうなるんさ!?」

「ふふふ・・・それはね、猫になるんだ!!!」





ドガッ バコッ ドゴッ ガッ




「・・・;」





ユウの殺気が黒い・・・というかアレンが黒い!!
コムイの頭からは煙がシュゥゥゥと。





「でも花音の猫姿見てみたいさぁ♪」

「まぁ・・・見てみたいのはありますよね・・・!!」

「あ?お前ら何か言ったか!?」

「「いえいえ!!!」」

「でも、猫っていつなるのかしら?」

「さぁ・・・私も分かんないよ?」

「飲んでから30分くらいだよ〜」

「コムイまだ生きてたのか」

「かっ神田くんっ!!そんな恐ろしいことを!」

「兄さんのあれはあとで決めるとして、今は花音のことよ!」


「リッリナリー!?あれってなんだいあれって!!」

「そうですね、とりあえず花音が猫になったら・・・喋れるのかな?」

「? どうだろ・・・猫だから無理なんじゃないのかなぁ・・・」





猫になるのはもちろん初めてだからたくさん謎が出てくる。


さっき話してたみたいに喋れるのかとか記憶はそのままなのかとかあれこれ話していると!





「つーか、猫になったらいつ戻れんだよ」





そう!!

それが大事なの!





「ほんとよね!私ったら肝心な事忘れててっ!!」

「神田もたまにはいいこといいますね!!」

「刻まれたいのかモヤシ!!」

「ま、まぁまぁ二人とも落ち着くさ。今は花音のことが先なんじゃないの?」





ラビがそう言うと二人の邪悪な空気は、とりあえず、おさまった。


それからもみんなで考えるが全く分からない。





「とりあえず、私が猫になっても人間に戻れるんだよね?」


「あぁ、それは絶対だよ!!猫になっても1時間くらいだと思うんだけどね。」


「へー・・・」





あ、コムイ・・・生命力強いな。





「猫になったら暇だよねー、にゃにぃしよー・・・」

「そんときはオレが遊んでやるさ!花音〜ってっ!!」

「猫じゃらしもありますしね!」


「・・・その猫じゃらし、跡形もなくキレイに刻んでやるよ・・・」

「そんなこといって、ほんとは神田も花音にやりたいんじゃないですか?」

「は?」

「猫になった花音、可愛いでしょうねー!今のままでも十分過ぎるくらい可愛いですけど」


「微妙に口説いてるさ!」

「花音〜ッて、猫じゃらし持ってやってみたいんじゃないんですかぁ?」

「・・・ッ、んなわけねえだろ!!」


「神田、顔が真っ赤よ?」

「うるせぇ。」

「まぁまぁ、私はまだ、猫にぃにゃってにゃいんだし。そもそもにぇこじゃらしどこで・・・・・・・・・・・・アレ?」


「ん?」


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