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□バスルーム 未
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オレは今花音の部屋に向かっている。


ふふん、なぜか聞きたい?



じゃあ特別に教えてあげるさ!





それはついさっきのこと。


オレが図書室に行こうと廊下を歩いていたとき









「ラビッラビッ」


「ん、?おー、どうしたんコムイ」


「ラビはぁ花音のことが好きだよね」


「なっ!!!何言うんさコムイ!」


「ふふふ、ずばりラビくん!!これを花音の部屋に届けてほしいんだ!」


「え?これ花音のノート?」


「そう。どういうわけか僕の部屋に忘れていっちゃってね。届けてくれるかい?ラビ」


「え、いいの!?」


「そのかわりー、神田くんたちには内緒!」


「感謝するさコムイイイ!!!」








っというわけだ!



最近任務が忙しくて花音に会っていないからラッキー!









「花音、いるかー?」





しーん



あらら?もしかして留守!?





「花音ー?」





しーん





「はぁ・・・ついてないさ」


「ラビっ!?」


「お?!お、おう」


「ラビ〜〜〜っ!」


「えっ!?ちょっ、花音!!!?」









今の状況を説明しよう。





その1
・花音がオレに抱きついている。


その2
・今の花音の格好、バスタオル一枚巻いてるだけ。





ちなみに言っておくがオレは健全な18歳の男子さ










「助けてラビ!!水がっ」


「水?」


「そうなの!水が止まらなくって部屋が水浸しで気付いたらばあってなってて」


「分かった分かった!分かったから取り合えず中入らね?」









花音の格好を詳しく言おう。

バスタオル一枚で、髪の毛は濡れて肌にまとわりついてる


肩なんか普通に出てるし太股なんかやばいぜ!?



風呂上がったばっかりなんか・・・







とりあえずエロい。


とんでもなくエロい!!






ってかこんなとこ、ユウやアレンに見られたら完璧に殺されるな


リナリーだったら吹っ飛ばされる





ここは中に入って服を着てもらったほうがいいな。


オレも、いろんな意味でやばいけど










「うん、中入って!」




おいおい花音は警戒心ってもんがないのか!







部屋に入るとバスルームから水が出まくって床が水浸し





「うー、ラビどうしよう」


「あららこりゃ元栓が壊れてんだな、ん?」








花音を見るとバスタオルがずれ落ちそうになってる。



これ、ヤバいんじゃ




ってか今さら気付いたが花音が座ってるのはベッドだし。





襲ってもいいんかこれ









「ラビ?どうしたの?具合悪い?」







上目使いでオレを見る花音、

上から観てるから、谷間が見えてるんだけど!






「顔赤いよ?大丈夫!?」


「(ぐはっ!)」








ラビ理性に200のダメージ!






「だ、大丈夫だって!ってか花音服着たほうがいいさ!一刻も早く!!」


「それが団服も私服も全部濡れちゃって、えへっ」







ラビ理性に100のダメージ!







「あ、あちゃーどーすっかな。あ!リナリーに貸してもらう?」


「今任務中だよ」


「そうだった!」










もーリナリー何でこんなときに任務なん!?



くそっオレの理性があ!!


しゃあねぇ!









「あー、オレので良かったら着るか?」


「ホント!?助かる、貸して!」


「じゃあオレの部屋来てさ」







冷静を保ったオレ、偉い!




よしよしますが確かサイズが小さくなったやつがここらへんにあったはず





「えーとこんなんでいいか?」

「うん!」


「あっちで着替えなよ?見ないから大丈夫!」


「あははーラビはそんな人じゃないもんっ」








そんな人=覗くような人




頑張れオレ。


花音はオレをいい人として観てくれている



これを壊したらダメだ。








「ラビー!?」



「どした、!?」





(ラビ、理性が壊れるまであと100ポイント)











「花音・・・」

「ん?」


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