D.Gray-Man

□コムリン破壊後の教団
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「っ、ちょ、待って!!ストップ!!」


「ムリ。イマスグクッツカセル。大人しくしろ」


「なんでそこだけ片言じゃねェんだよ!!」


「キス、サセル。チュー、サセル。」


「は、わ、やば、」


「おい!!もたもたすんな!!逃げるぞ!」





ガツッ、っと音がしたほうを見れば壁が凹んでる


血の気が引くのを、私は感じた



やばい、死ぬ、殺される…!!


あいつ今まで遭遇したどんなAKUMAより怖いもの知らずなんだけど。





「ニゲルナ」


「コムイさんんんん!!早くこいつ壊してよ!! 」


「嫌だあああああ!!ついこの間皆が壊したくせにいいいいい!!」


「何言ってんだテメェは!!いいからさっさとしろ!!」






ああ、もう、こいつ誰かどうにかして







ガラガッシャーン!!!




「キス、チュー、シロ」






あの科学班室長ともあろう者が作ったロボット、いや、殺人兵器を






「っ、マジで何考えてんの!!あの人バカなの!?アホ!?」


「それどころかもうゴミだ!!」


「皆が殺意湧くの納得した」


「常だ」


「あとでシめよう」


「同感だぜ。」





後ろからガシャンガシャンと派手な音をたてて追いかけてくるあいつ。



コムリン






ついこの間、リナリーが!!ぶっ壊したっていうのにこのバカ室長は性懲りもなくまた作ったんだんだよ!!?


この数日で!!




そして災難な事に、コムリンを倒したリナリーはアレンと任務中。


巻き戻ってる街があるらしいって言ってたけど、入れないからエクソシストが行かないといけないんだと



アレンが教えてくれた。



アレン大丈夫かなー、心配だわ





「待テ」




バキュン





え、バキュン?






「くっ、おい!!外に跳べ!!」


「はあ!?」


「いいから早く跳べ!!」





こんなとこから跳んだら流石に意識飛ばない!?

でもさっきのバキュンが気になってもうどうにでもなれ


半端ヤケクソで跳んだ






「( やばい無理無理!!死ぬ!! )」





エクソシストたる者、こんな事で冷静を欠けてはならないと思うの。


頭で考えて最も最適な方法を




や、でもさ、






「っ、!!!」





この浮遊感、久しぶりすぎてやばい





「掴まれ!!」




ぎゅっと目を閉じていたら神田ユウの声


腕を私に伸ばしてる






「神田ユウっ、」




ドッカーン!!!





掴んだ瞬間頭上で爆発。



ってことは、






「さっきのバキュンはバズーカ!?爆弾!?」


「おい、てめ早くイノセンス出しやがれ!!このまま落ちるぞ!!」


「え!?」





ああ、私のイノセンスを発動しろってこと!?



だったらもう少し早く言ってくれないかな!!!






「翔飾リ(メイスカイ)発動!!」





装備型のイノセンス、翔飾リ(メイスカイ)


左手にあるシンプルで黒色のブレスレットの一つを発動させる





ヒュン、と風を切って私と神田ユウを地面ギリギリでひ、拾った






「あっぶねェ、ギリギリだった」


「は、はははは。死ぬかと思った」←ゼェハァ


「あと少しでもお前のイノセンスが発動しなかったら、お陀仏だな」


「真顔で言う言葉じゃない」





考えただけでゾッとするわ!!


もう、神田ユウ行き当たりばったりにもほとがあるぞ。






「もう、どうするのあれ。コムリン?」


「あれは第3機目だ。この間リナがぶっ潰したのは2機」


「じゃあ1機は?」


「オレが斬った」


「へえ、神田ユウが。え!?じゃあ倒せるじゃん!!」


「簡単に言うな。今回の目的は俺たちなんだぜ。見つかったら最期だ」


「漢字違う、最後!」




最期なんてなってたまるか。






「でもさ、」


「ああ」


「なんでコムリンの目的がさ、」


「…ああ」


「キスなの」


「知るか!!オレが一番聞きてェよ!!」


「私も聞きたいわ!!」


「何も知らないのか」


「知らないよ。神田ユウもでしょ」


「お前のほうが先に居ただろうが」


「それはそうだけど。私だっていきなり言われて唖然としたし」


「は?何言われたんだ?」


「え。さ、さあ、よく分からないけど」


「んだそれは」


「とにかく!早くコムリン壊さないとせっかく直ったばっかりの部屋とかまた修理しないといけなくなる!」
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