物語 2

□三十六・五話
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プリンス
『今夜は…綺麗な夜空なんだな…』


私はアルフレット・アーリーの中にいる闇の人格ダークサイドプリンス・アーリーだ…
私はアルフレット・アーリーとは違って明るい所を嫌いいつも真っ暗闇の世界にいた…
だが、今日は夜が暗くない。
いつもは雨が降ったり、月すら出ていないのに…


プリンス
『久しぶりに…』


私の故郷のダークレギュラーズの世界に帰ろうと思った。
私は口笛でシャドウパラディンからデスフェザーイーグルを呼んで飛び出した。


プリンス
『城からゆっくり出ているとブラスター・ブレードや兄に見つかるとヤバいからな?』


デスフェザーイーグル
『ダークサイドプリンス・アーリー様…色々とアナタは忙しい方なんですね?』


プリンス
『まぁ…私はアルフレット・アーリーと共存している限りこの状況は変わらないだろう…』

夜空に羽ばたいているデスフェザーイーグルの羽が少し輝いていた… 眩しい…
と思う私は可笑しいのか?
きっとブラスター・ダークが見たら綺麗だと言うんだろうと思いながら考えていたら目的のダークレギュラーズの世界に着いた…


デスフェザーイーグル
『では、これで私は…』


プリンス
『わざわざすまなかったな…』


デスフェザーイーグル
『いえ…私はダークサイドプリンス・アーリー様のお役に立てるだけで光栄ですから…では失礼します…』


デスフェザーイーグルはそう言うと頭を下げた後、羽を羽ばたかせ夜の空へと帰って行った。


プリンス
『久しぶりに来たな…ダークレギュラーズ界。』


門をくぐり中に入るとロイパラ世界とは真逆で真っ暗闇の世界で周りにはとてもじゃないが綺麗な生物はいない…
悪魔や改造された獣や人外な生き物が多い…
ロイパラ世界に暫く居た私からしたらギャップがありすぎて少し引いてしまった。
もう1人の私が見たら多分門はくぐり抜けては居なかっただろう…
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