物語 2
□第三十四話
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今日は久しぶりにロイパラ界にこの姿のまま来れたのは珍しくソウルセイバーがアルフレット・アーリーにダークサイドプリンス・アーリーに会いに来てやってくれと言ってくれて…
今此処にいる…
季節は今春で桜の花びらが綺麗に舞う季節…
ダーク
『桜か…』
真っ暗闇しか知らなかった自分に光をくれたアルフレット・アーリーと騎士王アルフレット…
その2人が居るロイパラ界にも春が来た…
ダーク
『綺麗だな?』
王子
『ブラスター・ダークじゃないか?』
俺が笑顔で桜に独り言を言っていると後ろから声がした…
振り返ると眩しい笑顔のアルフレット・アーリーがそこには居た…
ダーク
『アルフレット・アーリーじゃないか?今日はダークサイドプリンス・アーリーはどうしたんだ?』
王子
『最近眠いと言って中で寝ているんだ…全くせっかくお前が会いに来てくれるというのにな?』
ハハッと優しく微笑むアルフレット・アーリーを見て俺にも笑顔がこぼれる…
桜が舞い散る中でアルフレット・アーリーが誰よりも綺麗に見えて輝いて見えた…
ダーク
『俺はアルフレット・アーリー…お前でも良かった。』
王子
『っ…わ…私も久しぶりにお前に会いたかった…』
身体をもじもじとさせながら頬を赤らめながら恥ずかしいのか横を向いて俺に言っているアルフレット・アーリー…
全く…ダークサイドプリンス・アーリーとは違いアルフレット・アーリーはこういう可愛い所があるから好きなんだ…
ダーク
『アルフレット・アーリーよ…ほら、一緒に桜を見ないか?』
手招きをして一緒に桜を見ないかと誘ってあげた…
アルフレット・アーリーは喜んで俺の側に座り暫く沈黙が続いた。
ダーク
『綺麗だな…』
王子
『ああ…綺麗だ…』
ダーク
『桜じゃなくてお前がだ…』
王子
『えっ!?えっと…私か?』
俺が不意に言った言葉を返しているアルフレット・アーリーに桜じゃなくてお前が綺麗だ…
と言ったら更に顔全体を赤らめて下を向いてしまった…
本当の事なんだがなぁ…?
王子
『わ…私はお前が格好いいと思ってずっと見ていた…』
ダーク
『ハハッ…そうか?』
王子
(…!!この胸の苦しさは私では無いんだ…。)