物語 2

□第三十三話
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プリンス
『全く…何故いつも思うが兄達はまたお酒を飲んでいるんだ?』


季節は春になっていた…
桜が咲き花びらが凄く綺麗に見えている風景にただ可笑しい光景…


騎士王
『花見〜!!ほら皆飲もうよ〜!!』


ブラブレ
『騎士王ぉ〜飲み過ぎですよぉ〜』


ガンス
『桜も綺麗だけど、和菓子が美味しい〜』


ソウルセイバー
『まぁ…ガンスは花より団子派なのね?私は桜の方が好きだが…』


兄が行かないといけないという場所があると言っていて書類というのを渡され片付けていたらもう1人の私が拗ねて中に閉じこもってしまった…
多分しばらくは出て来ない…
全く兄も困ったものだ…
本当に兄がロイパラ世界の半分以上を占領しているあの伝説の騎士王アルフレットなのか?

プリンス
『とりあえず…ん?』


ずっと兄達を見ながら独り言を言っていたら兄が目の前で倒れた…?


ガンス
『騎士王ぉ〜?大丈夫?あっ!!プリン!!』


ブラブレ
『だから僕言ったでしょぉ?飲み過ぎですよぉって…』


騎士王
『ふぇ…身体動かない…』


ソウルセイバー
『まぁ…困ったものですね…ん?丁度良いところにダークサイドプリンス・アーリーが居てくれたわ!!騎士王を連れて行ってくれない?』


皆して何なんだ?
そんなに兄を連れて行って欲しいのか? っかガンスロットよ!!いい加減名前を覚えてくれないか?
だが、動けないと言っている兄を捨てて行くなど…


プリンス
『チッ…お前達!!今回だけだからな!!』


ガンス
(プリンっていつも今回だけとか言ってるけどやっぱり優しいんだね?いつも言うこと聞いてくれてるし…)


ソウルセイバー
『頼りになります。騎士王をお願いね?』


ガンスロットが私を微笑ましい表情で見つめてきているんだが…
そんな目で私を見るなぁっ!!


プリンス
『とりあえず…お前達!!飲み過ぎないようにするんだぞっ!!』


全員
『ハーイ!!』


本当に大丈夫なのか?
少し心配だったが私は立てない兄を部屋まで連れて行く事にした…


騎士王
『う゛ー!!』


プリンス
『ったく…兄はいつも…ほら…無理せずベットへ寝転ぶんだ…』


ポフっとベットに寝転ぶ兄に私は苦笑しつつ、布団をかけてあげようとした…
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