TMNT

□翻弄される
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いきなりだが、最近俺は悩んでいる。その悩みの種は今目の前で菓子を食べてるミケランジェロだ。


「どうしたの?メイ」

『あ?いや、なんでもない』


ずっと黙っているから不思議に思ったのだろう。ミケは変なところで勘がいいから困る。でもまさか自分が原因で俺が悩んでるなんて夢にも思ってないだろう。

と、ミケが食べていた菓子−ポテトチップがなくなったようだ。俺を、否俺の分のポテトチップを物欲しそうに見てきた。…かわいいと思ったのは内緒にしておこう。


『食べる?』

「え?いいの!?」

『うん』

「わーい、ありがとう!!メイ大好き!!」
『!!!』

これだ。これが俺が悩んでる理由。ミケは直ぐに大好きと言う。それは素直に嬉しいが、俺はミケに恋愛感情があるわけで。特別な意味がないとわかっていても期待してしまう。冗談っぽく俺もミケが好きって言えればいいのだが、生憎俺はそんな勇気持ち合わせていない。(いきなりそんなこと言ってキモがられたら立ち直れない)





『と、言う訳なんだが』

「ていうか何で僕に相談するの?」

『そりゃ、ドニーが一番こういう事詳しそうだからさ。』

「あっそ。だったら言うけど本人に訊くのが一番早いんじゃない?」

『いや、それが出来ないから相談してんだろーが』

「めんどくさいなぁ。だったら告白しちゃえば?」

『っておい、まだ一つしかアドバイスしてないから!つか告白ってそんなん出来れば苦労しないっつの!!』

ドニーの奴真面目に考える気あるのか?
「ないよ」

『なに普通に人の心読んでんだよ。つか読心術使えんならミケがどう思ってるか探ってきてよ』
「やだ」
『即答ですか…。なんで?』

「めんどiゲフン、発明に忙しいから」

『…もういいよ。』



駄目だ、ドニーは当てになんないや。(だってめんどいって…。)

やっぱ告白するしかないかぁ…。でもハズいなぁ。フられたら立ち直れないし。(あれ、俺意外と乙女な思考してるな)


そんな事を一人突っ立って考えていたらミケが近づいてきた。


「メイ〜、一緒にピザ食べる〜?」

『…いや、遠慮しとくよ』


というか君さっきおやつ食べたばっかだろうが。まぁミケらしいっちゃ、ミケらしいが。


『ミケランジェロはよく食べるね〜(呆)』

「エヘヘ//」

『褒めてない褒めてない。…食べるの好き?』

「うん!メイの次に好き!!」

『…そっか。』


   翻弄される


(『(食べることと同レベルって…。あ、頭痛くなってきた)』)
(「(エヘヘ、悩んでる悩んでる。メイの気持ち知ってるけど、)」)
(「(もう少しだけいじめちゃおうかな!)」)




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