TMNT

□両想いまであと数秒
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「でね〜、ラファエロが−」

『アハハハハ!!』

「っ、メイなに笑ってやがる!!テメェも話すんじゃねぇよ、このバカランジェロ!!!」

俺は今ミケランジェロに前パズルキューブのせいでおきた冒険の話を聞いている(最もラファエロによって邪魔されたが/ちなみに俺はラフが好きだったりする)。なんでもタートルズとエイプリルが異次元だか異世界にとばされたらしい(シフト?難しい話は苦手だ)。その時ラファエロは「虫は嫌いだ」と何度も言ってたそうだ。ちなみにラフは話されるのかなり嫌がってたけど、俺は聞けてかなり嬉しかったりする(好きな人の事知れたら誰だって嬉しいだろ?)。

    ゴッ

「いった〜!!」

どうやらミケのおふざけが過ぎたようだ。ラフがミケを殴った。…俺の身も危ないな…。しかし、心配は杞憂で終わった。殴ったらすっきりしたのか落ち着いたみたいだ。…ミケ、君の犠牲は無駄にしないよ、多分。

『でも、意外だな〜。』

「あ゛?」

しまった。声に出てしまった。…ミケの後を追う羽目にならなきゃいいが。(Σオイラまだ死んでない!!)

『だって、ラファエロって一番虫平気そうなのに。虫が怖いなんて意外と繊細(という名の乙女)だったんだなぁと。』

「怖くなんてねぇよ!ただ嫌いなだけだ!!メイだって嫌いだろうが、あんな気持ち悪ぃもん!!」

『やだな〜、下水道に住んでる俺にそんな乙女スキルがあると思うか?(ましてや亀に恋してるってのに)』

やれやれといった感じで言ったら呆れられたようだ。冷めた視線を送られた。

『まぁでも安心してよ。気持ち悪い虫からラフちゃんのこと守ってあげるからさ!』

「断る。それとラフちゃんって言うな。」

『即答!?なんで!?』

「好きな奴は守られるより守りてぇからな。」

『は』

「じゃ、俺修行してくる」

『え!?ちょっと!?』

「あ、家族とか友達とかの好きじゃねぇからな」

『!!』

そう言ったラファエロは、修行すべくリビングを出て行った。

(「きゃーー!!ラファエロってば大胆ー!ね、メイ!!」)

(『…』)

(「メイ?もしもーし、聞こえてる〜?メイちゃ〜ん??…駄目だコリャ」)

(『っ俺ちょっとラファエロんとこ行ってくる!!!』)

(「うわ、ちょ、メイ!?」)

両想いまであと数秒


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