「でね〜、ラファエロが−」『アハハハハ!!』
「っ、メイなに笑ってやがる!!テメェも話すんじゃねぇよ、このバカランジェロ!!!」
俺は今ミケランジェロに前パズルキューブのせいでおきた冒険の話を聞いている(最もラファエロによって邪魔されたが/ちなみに俺はラフが好きだったりする)。なんでもタートルズとエイプリルが異次元だか異世界にとばされたらしい(シフト?難しい話は苦手だ)。その時ラファエロは「虫は嫌いだ」と何度も言ってたそうだ。ちなみにラフは話されるのかなり嫌がってたけど、俺は聞けてかなり嬉しかったりする(好きな人の事知れたら誰だって嬉しいだろ?)。
ゴッ
「いった〜!!」
どうやらミケのおふざけが過ぎたようだ。ラフがミケを殴った。…俺の身も危ないな…。しかし、心配は杞憂で終わった。殴ったらすっきりしたのか落ち着いたみたいだ。…ミケ、君の犠牲は無駄にしないよ、多分。
『でも、意外だな〜。』
「あ゛?」
しまった。声に出てしまった。…ミケの後を追う羽目にならなきゃいいが。(Σオイラまだ死んでない!!)
『だって、ラファエロって一番虫平気そうなのに。虫が怖いなんて意外と繊細(という名の乙女)だったんだなぁと。』
「怖くなんてねぇよ!ただ嫌いなだけだ!!メイだって嫌いだろうが、あんな気持ち悪ぃもん!!」
『やだな〜、下水道に住んでる俺にそんな乙女スキルがあると思うか?(ましてや亀に恋してるってのに)』
やれやれといった感じで言ったら呆れられたようだ。冷めた視線を送られた。
『まぁでも安心してよ。気持ち悪い虫からラフちゃんのこと守ってあげるからさ!』
「断る。それとラフちゃんって言うな。」
『即答!?なんで!?』
「好きな奴は守られるより守りてぇからな。」
『は』
「じゃ、俺修行してくる」
『え!?ちょっと!?』
「あ、家族とか友達とかの好きじゃねぇからな」
『!!』
そう言ったラファエロは、修行すべくリビングを出て行った。
(「きゃーー!!ラファエロってば大胆ー!ね、メイ!!」)
(『…』)
(「メイ?もしもーし、聞こえてる〜?メイちゃ〜ん??…駄目だコリャ」)
(『っ俺ちょっとラファエロんとこ行ってくる!!!』)
(「うわ、ちょ、メイ!?」)
両想いまであと数秒