□沖田総司追悼
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菖蒲:「良い便り」「神秘的な人」
鷺草:「夢でもあなたを想う」


慶応四年五月三十日、西暦1868年七月十九日にお亡くなりになられた、沖田総司さんの追悼イラスト。

「近藤先生はどうされたのでしょうね、お便りはきませんか」
沖田さんは千駄ヶ谷で療養生活を送りながら、ずっと近藤さんを気遣っていたそうです。けれど彼は、その近藤さんの死を知らないまま逝ってしまったといいます。

そんな彼が、しかし少しでも幸せであったならと、イラストでは当サイトの沖田総司に菖蒲を抱かせました。
菖蒲の花言葉は良い便り。近藤さんからの便りが一通でもあったなら、沖田さんも小さな幸せを噛み締めていたのではないでしょうか。

そしてきっと彼は、夢でも近藤さん―――そして土方さんを想っていたに違いありません。
まるで白鷺が羽をひろげて翔んでいるかの如くに咲く、鷺草のように、二人の元へ行きたいと思ったのではないでしょうか。

菖蒲も鷺草も夏の花です。沖田さんがお亡くなりになられた季節が夏ということで、この二つの花を。


本日七月十九日。

既に百四十四年前の沖田総司さんの死ですが、彼の御冥福を心からお祈り致します。


20120719.

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