□虚圏話□

□探査神経
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虚夜宮内―…。


冷たく暗い廊下をズカズカと歩く水浅葱色の髪の男。

第6十刃、グリムジョー・ジャガージャッグ。


(グリムジョー様ってカッコイイよね〜キャッ)

(超男って感じよね〜。やっぱりベッドの上でも荒々しいのかな〜?キャッ)

(ちょっと〜キャッ。エッチ〜キャッキャッ。でもグリムジョー様なら荒々しくされてもいいかな〜キャッ)



遠目からグリムジョーを見つめる自称セスタファン倶楽部の女破面達。


(でも…私達じゃやっぱ付き合うとか無理だよね…)

(…そうだね。何たってグリムジョー様の恋人は………)







ウル「グリムジョー…」


グリムジョーの眼の前にウルキオラは無表情のまま立っていた。


グリ「ウルキオラか…。何だよ…」





(でも悔しいけど絵になるよね〜キャッ。)

(そうね。全く正反対の美男な二人ってだけで萌えるよね。キャッ)

(二人きりだとどんな話するんだろうね?想像つかない〜キャッ)

(そうよね〜ミステリアスな感じもいいよね〜キャッ)


(…………てか、語尾にキャッつけるのやめない?ダルくなってきちゃった)

(そうだね…)







ウル「グリムジョー…、聞きたい事がある」

グリ「な、何だよ。真面目なツラしやがって…。って元からか…」


ウル「…俺に………」


グリ「俺に……?」


何だよ!?

何なんだ?

いつになく真剣な顔しやがって。


別れ話か!?


俺に構うなとか言うんじゃねぇだろうな。



とか、内心思うグリムジョーだが顔には出さず見下す様にウルキオラを見る。





ウル「俺のペスキスを全開にしてくれ」




グリ「はい?」




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