頂きモノ

□恋のエネルギー
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アヤツに出会ってから私の日々は180℃ぐるっと回転したのだ。

怒って―

笑って―

拗ねて―

それから―…?


毎日が忙しい。



恋のエネルギー







「だーかーらー、時間で考えろって言ってんだろ!」

「だから、その時間とやらがわからぬと言っておろうが…!進行形だの完了だの。さらに、現在、未来、過去と混ざり合っておるしサッパリわからぬわ!!」


睨め合うこと3秒、私はフン!とそっぽをむいた。


「わかんねえままだとヤバいだろうが!オマエ、今度赤点だったら進級できねえかもしれねえんだぞ!?頼むから赤点は回避しろ…!」


先週行われた学年末テスト。
それは、1学年最後の定期試験だった。
しかし、藍染や破面との戦い、その後始末等でやっと学校に行くことが出来るようになったのは、試験の3週間前。
当然、習ってない部分はわからない。

それは、一つの例外もなく一護も石田も井上も茶渡も、そして私も同じ。

ただ違ったのは、小島のノートを借りた一護達が、教科書とそのノートのコピーがあれば、その授業内容を理解出来たのに対し、私はそれがさっぱり理解出来なかった。


特に“えいご”が―。

えいごは、授業を聞いていてもわからぬのに、授業をきいていない私がわかるわけがない。


そして、私は見事なまでの赤点を叩きだしたわけだ。

明後日は、その追試日。
それで赤点だった場合進級できないのだという。


そんなこともあって、一護は私にえいごを教えるのに必死だった、当人である私よりも―。




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