書斎T

□ああ…風紀委員長様2
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「????」


ヒバリさんの言葉に頭が付いて行けず、綱吉は困惑してしまう。


ヒバリさんの手が伸び、綱吉の首に回される。


「ヒバリさん?」


そのまま引き寄せられ、ぶつかると思った綱吉はギュッと目を瞑る。


予想していた衝撃は無く、代わりに柔らかい感触。


気付いたらキスをしていた。


「───────////ヒバリさんっ」

「おやすみのキスだよ。…綱吉顔赤いよ」


と笑われてしまう。


(誰のせいですかっ!)


と怒鳴りたいのだが、後が怖そうなので我慢した。


「今のも…君に群れてくる草食動物には内緒だよ。おやすみ」


ニッコリと微笑んでまた目を閉じる。


(おやすみって、えェェェェェ〜この状態で寝るんですか?草食動物って獄寺君と山本の事?ってか授業どうするんですかっ?)


あわあわと慌てふためく綱吉。




────────綱吉がヒバリさんから解放されたのは、6限目も終わろうとしている時間。


目を開けるなり、なんでここに君が居るのと、寝ぼけ眼のヒバリさんに凄まれ、必死に状況を説明する綱吉がいた。




(あれ?結局ヒバリさんは、何の用で俺を呼び出したんだろ?)


家へ向かっている途中、考えても答えが出ない綱吉だった。






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