書斎T
□ああ…風紀委員長様2
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ビクビクしながらヒバリさんに近付き、少し離れた所に腰を降ろす。
「もっと近くにおいでよ」
(煤Iそんなの無理です。怖いですっ)
綱吉はまた心の中で声を大にして叫んだ。
「僕の隣りがそんなに嫌なの?」
と鋭い眼差しで睨まれ…
「いいえ!滅相もございません!ヒバリさんの隣りに座らさせて頂きます!!!」
と言ってしまった。
言ってしまった手前、座らないといけないと思い、
失礼しますとヒバリさんの隣りに腰を降ろした。
「初めから素直に座ればいいんだよ」
と言われてしまった。
「ちょっと膝借りるよ」
「へ!?」
気付いた時には、俺はヒバリさんに膝枕をしている状態だった。
(何この状況。おかしいよ。怖えー)
またもやパニックに陥る綱吉だったが、自分の膝の上で気持ち良さそうに目を閉じるヒバリさんに見入ってしまう。
そんな視線に気付いたのか、ヒバリさんが片目を開けた。
「綱吉?僕の顔に何か付いてるの?」
「いえ、何も」
ヒバリさんの顔に見入っていた事を認めたくなくて嘘をつく。
じーっとヒバリさんに観察され、居心地の悪さを感じる。
(時間よ、早く過ぎ去って下さい!)
そう心の中で祈る。
「もしかして僕に見惚れてるの?」
「なっ煤I何でですか!」
「あ、当たり?」
と綺麗な笑顔を向けて来る。
「〜〜〜っ///」
綱吉の顔が赤く染まる。
クスクスと笑うヒバリさん。何やら上機嫌のようだ。
「ねえ、綱吉」
「何ですかっ///」
赤くなりながらも否定できない綱吉は、おとなしくヒバリの言葉を待つ。
「内緒だよ。僕のこんな姿見れるのは、綱吉だけなんだから」