06/12の日記

20:57
手の平に収まる思いJ
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続きです〜


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布団に良守を寝かせた閃はその上に覆いかぶさった。寝そべった良守が閃を困惑した顔で見つめる。また怖がらせるかもしれない…そう思うと胸が苦しくなるが、それ以上に今度こそは大事にしたいと思う。
閃は顔をゆっくり近づけていき、チュッと音を立ててキスをした。


「良守…今度は大事にする。だから…」


いい?と尋ねる閃に良守は「え?え?」と困惑することしかできない。閃は良守に分かってもらう為にそっと小さな胸の膨らみに手を添えた。


「こういうことなんだけど…」

「え…俺の胸を大きくすんのか?」

「………」


今度は良守の言葉に閃が固まる。どうしてそうなるんだ?と頭が痛くなりそうだが、良守がなんでそう言ったのか理解した。苦笑いをしながら良守を見つめる。


「あのさ良守、胸を揉む行為もセックスの準備みたいなことになるんだけど…」

「え?えぇぇぇ!!??」


閃の言葉に良守は顔を真っ赤に染めて声をあげた。
胸を揉むことが性交の前戯だと知らない良守に、胸を触って一つになりたいと言うのは無理があったと閃は気が付く。これは最初から良守に教えていかなければいけない…と苦笑いをした。


「お前胸を触られて変な感じになっただろ?」


胸を愛撫されたとき良守はあきらかに感じていて息を荒げていた。自分が感じているとは分からないが、何か体に変化があったことを思い出した良守は素直にコクコクと頷く。
そしてそれから体が熱くなり、自分の秘部が熱くなり、濡れていったことも思い出す。そこで良守はやっと理解した。
胸を揉むのも性交の一つになることだと。


「も、もしかして、俺…胸を揉んでって、影宮にすごいことをお願いしたんじゃ……」

「…そうだよ」

「なんだよ!知ってるなら何で言ってくんねーんだよ!!」

「何でって…好きな奴にあんな風にお願いされたら断れねーよ!」

「うっ…」


先ほどのムードのかけらもなく、怒鳴り合う二人。だが閃に『好きな奴』と言われて良守は押し黙ってしまう。閃と視線を合わせて言い合っていたが、恥ずかしさから視線を外してキョロキョロと泳がしだした。そこで冷静になったのか、あることを思い出して今度は声を荒げるのではなく、モゴモゴと良守は喋りだす。


「結局、影宮が、ああああ、あんなことしたのは、俺のせいに。なるんだ、よな…」

「ん?あ、あぁ…」

「ご、ごめん…」


急にしおらしくなり、申し訳なさそうにしだす良守に閃は驚くが、ここで良守を責めるつもりは更々無い。良守の頭を優しく撫で始めた。


「いや、謝るな。俺が言わなかったことも悪いし…理性を抑え切れなかったもの悪いから…」


だから謝るな。
閃が言い切ると良守は泳がせていた視線を元に戻し、まだ申し訳なさそうにしながらも閃を見つめた。その視線に閃は優しく微笑む。すると良守はボッと顔を赤くさせてまた視線を外した。
その可愛らしい姿に閃はやはりもっと良守と触れ合いたいと思ってしまう。

胸を触ることは何を意味するのかやっと分かってくれた良守。閃は意を決してもう一度手を良守の胸にもっていき、そっと包み込むように胸を手で包み込んだ。


「わっ!」

「良守…これでさっきの意味わかるだろ?」


いいか?と再び言われた良守はビクリと体を反応させて胸を高鳴らせる。
さっきは閃に半ば無理やりやられて痛く怖かった。次も同じかもしれない。
そう頭の中で良守は思ってはいたが、自分を見つめる閃の目に惹かれて小さく頷いた。




続く
09.6.12up
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次はエロス書く…ぞ!
次回up→来週出来たらいいな;;


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