09/07の日記

10:45
正良年齢逆転パロL完
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21歳・兄良守と14歳・弟正守のパロです。弟正守×兄良守が嫌いな方は閲覧しないことをお勧めします。気分を害した等のクレームは受け付けません。





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正守はまた襲いたくなる気持ちをぐっと抑え、でも止まらない衝動で良守の手をギュッと握った。


「兄さんは本当に俺が好きと言っても気持ち悪くない?」

「ぅ、ん…なんか分からないけど…それはない…」


これは紛れもない真実だった。正守に普段から好きと言われても、今改めて告白されても良守は一度も気持ち悪いと思わなかった。


「そっか…良かった」

「うっ…」


にこりと安心したように笑う正守に良守はぼっと赤くなる。
その姿を見て正守は心の中でガッツポーズをする。いつも好きだ好きだと良守に伝えてきた。その度に良守は本気で嫌がらずにいてくれた。これはもしかして本気で押したら受け止めてくれるんじゃないかと正守は期待していた。それが現実になりそうで喜ばすにはいられない。


「俺、本当に兄さんが好きなんだ。男でも兄でも関係無しに兄さんが好きだ。兄さんじゃなきゃ嫌だ…」

「ま、正守、でもな…俺みたいな年上の男より、若い女の方が…」

「ずっと言ってるじゃんか…兄さんがいいって!俺は小さいころから兄さんだけを見ていたんだから!」

「えっ…?」


正守が大声で自分の気持ちを伝えると良守は目をぱちくりし出す。
それに対して正守もその反応に少し驚いた。


「ずっとって…お前、女と付き合ったこと、は…?え、エッチしたことは!?」

「ないけど…言ったじゃん兄さんが好みで、兄さんがいいって」

「うっ、嘘言え!!初めてじゃなきゃ、あんな…あんな…」

「あんな、何?」

「うぅぅ…あんな上手いはずないだろ!!??」


かぁぁぁっと良守の体が赤く染まっていく、手を握っている正守にもそれが伝わってきた。
暫く息を荒くしている良守を見て正守は意味が分からずぽかーんとしていた。
だが次第に分かってきて良守を目の前にしても満面の笑顔になっていく。

性交の最中、良守の反応を見れば感じていることは一目瞭然だったが、本人の口から「上手い」という言葉が素面のときに聞けて正守は嬉しすぎて笑顔が止まらない。初めてだったのに大好きで愛しい良守を喜ばせることが出来た…これほど嬉しくて幸せなことがあるだろうか。


「兄さん大好きだぁー!!!!」

「うぎゃぁっ!!!!」


正守は感情を抑えきれず良守に抱きつき、布団に押し倒した。
そしてギュウギュウ抱きしめる。

「正守重てー!いてー!」

「大好き、愛してる!俺、兄さんを幸せにするから!」

「ま、待て、正守っ!!俺付き合うとか言ってねーぞ!」


告白はされたがまだ返事をしていないのに、すでに付き合っているように言う正守に驚いた良守はぐいぐい正守を押しのけようとする。絶対に離さないだろうなと良守は思っていたが、正守はすっと体を離した。

良守が見上げる正守の顔…それはキラッキラしている。


「俺、ずっと兄さんの返事待ってるから!俺は兄さんだけって決めているから!後にも先にも兄さんだけだ!」

「ちょっと、待て!落ち着け!」


興奮している正守を良守は肩を叩いてどーどーと凶暴な動物を相手するように言う。
有る意味凶暴な動物と可した正守はこれまたすっと優しい笑顔になった。


その顔に良守は嫌な予感がした。


「兄さん…」

「な、なんだ?」

「俺、兄さんを手に入れる為ならどんな手を使ってでも手に入れるからね…覚悟しててね…」

「えっ…ちょ、まっ、んんぅーー!!!!」


近づいてくる正守を止めようとしたが良守はそれが出来ず唇をふさがれた。



唇が重なる前に見せた正守のもの凄く良い笑顔。良守はそれこそが正守の本性のような気がしてならなかった…






End
08.9.7up
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こんなEndですみません!!!!
最後甘で結ばれて終わりもいいかなーと思いましたが、やっぱりまだまた良兄さんを手に入れることのできない正守くんがいいと思い、こんなラストにしました。
これからは良兄さんにOKもらうため、正守くんはイロイロすると思います。ええ、イロイロと。

年齢逆転パロはシリーズ化するかどうかはまだ考えていません。
ネタがあれば弟正守くんに振り回される良兄さん書きたいです。


最後まで読んで下さった方々!逆転リクエストして下さった方!ありがとうございましたvV


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10:45
正良年齢逆転パロK
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21歳・兄良守と14歳・弟正守のパロです。弟正守×兄良守が嫌いな方は閲覧しないことをお勧めします。気分を害した等のクレームは受け付けません。





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正守は布団の中でうずくまっている良守の背を優しく何度も撫でていた。その姿もまた21歳の行動とは思えず、正守は良守に見えないのをいいことに頬の筋肉を上げニヤニヤ笑う。


「兄さんいい加減出てきてよ」

「素直に出れるか!あんな…なんな…わぁぁ!!」


良守は何かを思い出したのか、恥ずかしそうな声を出してさらに布団の中で丸くなる。その姿に正守はまた頬の筋肉を上げた。
良守が今思い出したこと。それは数時間前の出来事だ。男同士なのに血の繋がった兄弟なのに性交をした。あってはならないこと、禁忌なのに良守は感じて、自分に告白してくれた正守を求めた。だから恥ずかしくて布団にもぐっている。


「お前だって、嫌だっただろ!?妖の毒にやられた俺を救うって言ったって…俺、男だし!兄だし!」

「全然。だって俺兄さんのこと好きだもん。だから俺は兄さんが妖の毒にやられていなくても兄さんを抱けるよ」

「なっ!?っつぅ〜〜!!」


正守に真面目な声で再び告白され、良守は布団で正守には見えないが真っ赤になる。
正守は何を言ってもいろんな反応する良守を見て「可愛いなぁ」と心の中で連呼した。正守にとって良守は本当に可愛かった。21歳とは思えない純粋な心。だがその純粋な心が仇となる。

正守が良守に対して言っていることは本当だ。男でも実の兄でも正守は良守を好いて、愛している。だが正守は一つだけ嘘をついている。

良守が今も言った言葉「妖の毒にやられた」これは正守が良守を風呂で襲ったときに言った言葉だ。
「体が熱い」と言う良守に正守はすかさず「妖かなにかの毒にやられた?」とまるで知らないように言った。だがこの言葉は正守が用意していた言葉だ。
正確に言えば妖の毒にやられたのではなく、正守の毒にやられた…盛られたと言った方が正しい。

どうしても良守を手に入れたかった正守。家族がいない今日しかチャンスはないと思い、とっておき物を使うことにした。
それは風呂場での良守を見て分かるように『媚薬』だ。前々から情報が豊かな級友に頼んで(脅して)入手していた。もちろん良守に使うためだ。
それを風呂に入る前に良守に飲ませ、正守は頃合を見計らい風呂へと入った。良守を風呂に入れるためにプールへ落としたのも正守の作戦。布団に忍び込むのは変だし、風呂なら一緒に入ろうと言えば、ちょくちょく日頃から良守の入浴に邪魔しに入っているおかげで怪しまれない。


全て最初から最後まで正守によって仕組まれていたことだった。


素直に妖のせいだと思いこんでいる良守に対しても可愛いなぁと正守は笑みを作る。


「兄さんこそ…兄弟なのに兄さんを好きな俺が気持ち悪いよね?」
「そっ…そんなこと…」


ない。と良守は小さい声で、それでも正守には聞こえる声で否定をする。


「じゃ布団から出てきて…ちゃんと俺の話しを聞いてよ…」


笑顔とは裏腹に正守は落ちついた声で良守に訴える。すると良守は素直に布団から出てきた。正守は真顔を作り、良守を見つめる。良守は顔を真っ赤に染めて、斜め下を見て、恥かしそうにしている。
その姿を見て正守は思わず鼻血を出しそうになった。21歳にはちっとも見えない可愛い良守。きっと世の中の男も女のもこの姿を見ればキュンとなるだろう。






つづく
08.9.7up
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良兄さんに見えないところでイロイロやる正守くん。14歳のくせに(悪)知恵がよく働く嫌な子供です。次回で終わりです。


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