08/01の日記
22:32
正良年齢逆転パロ
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正良年齢逆転パロで正守14歳×良守21歳です。
パロが苦手な方はご遠慮ください;;
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夏休み…なんて素晴らしい!
正守は七月に入ってから一切顔には出さないが、ずっと気分が上昇していた。
見た目も性格もとても14歳には見えない正守。だが夏休みとなれば他の生徒と同じくウキウキしてくる。だがその理由は他の生徒と違っていた。
「正守〜もうすぐ夏休みだろ?何する?プールとか行くか?」
烏森での仕事中、暑そうにプール脇に立っている兄の良守が正守をウキウキにする理由だった。
二人は実の兄弟で男同士だったが正守は良守が好きでいる。7歳上の良守だが女の子より可愛く、家族思いで優しい。そんな良守を正守は恋愛対象としている。
烏森以外でも結界師として普段いろんな所へ仕事をしている良守だが毎日家を空けているわけではない。そのときは良守と一緒にいられる。それが正守のウキウキの理由だった。
「プール…」
「そ!夏休みといったらプールだろ!」
正守が夏休みだからといって、まるで自分も夏休みのような感覚でいる良守。しかもどこかに誘ってくれる。正守はそれが堪らなく嬉しかった。
たがプールといえば子供だけとは限らない。若い女性もいる。良守は自覚はないが結構モテてよく声をかけられていた。正守がいつも間に入って阻止をしていたが…。
でも阻止は出来るが良守を人にそういう目で見られたくない。自分は兄弟で恋人でもなんでもないが嫌だった。
「どした?俺とプール行くのが嫌か?」
「え…?あ、まっ!まさか!!行く行く!!」
深く考えている内に良守は正守が嫌なんだと思い、しゅん…としていたので、つい慌てて行くと断言してしまった正守。
ハッとしてからは遅かった。急激に不安が出てくる。
「お〜!行く気まんまん!楽しみだな!」
ニカッと嬉しそうに笑う良守。その顔を見た瞬間、正守は不安が消し飛ぶ。自分と一緒にいてくれるだけで幸せだと思わなければと考え始めた。
「俺も楽しみだよ兄さん」
「そうかそうか!じゃ帰りは喫茶店に寄って正守の大好きなクリームソーダ飲むか?」
「ほんとっ!?」
「あぁ。お前毎日、烏森の仕事頑張って手伝ってくれてるし。そのご褒美だ」
「っ…!」
子供を褒めるように正守は良守に頭を撫でられいい子いい子される。14歳になってまで恥ずかしいが嬉しくもあった。
自分にだけこうしてくれる良守が好きで好きで堪らない。
「ねぇ、兄さん…」
「どうした?」
「今度の通信簿の成績良かったら…もっとご褒美くれる?」
「おっ!通信簿か〜懐かしいな。もちろんいいぞ!」
正守が子供らしく首を傾げて良守を見つめる。そんな正守に良守はキュンとし、嬉しそうに正守の頭をぐりぐり撫でた。正守の企みと、口元がほんのわずか上がったことに全く気づかず…
〜終業式の日〜
「兄さんただいまっ!」
「お〜正守お帰り。どうだった通信簿は?」
学校から帰った正守は直ぐさま良守のいる居間に駆け込む。
ご褒美のことをきちんと覚えていた良守は笑顔の正守にニカッと笑い、尋ねた。
そんな良守に正守はいそいそと鞄から通信簿を渡す。
「おぉっ!!凄いな正守!!頑張ったな!!」
通信簿を見た良守は並んでいる数字に驚き、偉い偉いと正守の頭を撫でた。
撫でられのは嬉しい正守だがそれよりも欲しいものがある。
「ねっ兄さん!約束覚えている?」
「もちろん!お前烏森でも頑張ってたし、学校も頑張ってたし…俺に出来ることならなんでもしてやるぞ」
良守の言葉に正守はぱぁっと顔が輝く。その顔に良守は嬉しくなる。いくら大人びてても子供なんだと…
「それで正守。お前が欲しいご褒美って……ん?」
「俺はこれがいい…」
「えっ……っ!!??」
ニコニコと尋ねる良守に正守はスッと顔を近づけ、ぼそりと呟く。急に近づいた正守に対しての驚きと、何を言ったか聞こえずキョトンとしていた良守に正守はさらに顔を近付けて唇を重ねた。
そしてすぐに唇を離し、良守に正守はニコッと笑う。
「よくご褒美にキスするってあるでしょ?だから俺はこれで十分だよ」
「え、え、ちょ、正守!?」
「じゃ俺着替えてくるから。あ、今日のオヤツなに?」
「…チーズケーキだけど…あの正守?」
「俺チーズケーキ大好き。兄さんも大好きだよ」
サラっと言い放ち正守は居間から出て部屋へと向かう。
後ろから自分を呼ぶ声が聞こえてきたが正守は無視をして浮足で部屋へ入りガッツポーズをする。
真っ赤になった良守の顔を思い出し、今年の夏は楽しくなりそうだとまたウキウキ気分が高まった。
End
10.08.01up
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最後は相変わらずやっつけに…すみません><
前に書いた正良年齢逆転パロとは別物です。正良でも年齢逆転でも正守に振り回される良守が大好きです←
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