草摩家のくまサン
□【第三話】友情
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透「学校が終わった後にアルバイトをして食費と学費はなんとか稼いだりして…」
『お祖父さん払ってくれなかったの?』
透「いえ、自分で決めただけなんです。頼るわけにはいかない…って……。」
『高校行かないで就職した方が楽だったんじゃない?』
透「はい…私も中学を卒業したら就職しようと思ってたんです……けど………約束したんです…」
『約束?』
透「はい……自分のかわりに高校に行ってほしいと言ったお母さんと…約束したんです。」
『そうなんだ…』
また少し沈黙が続くと…。
透「あっ!お腹空きませんか!!?何かおやつでもお作りしますよ!?」
『うん…ありがとう!』
なんだか……透と近づけた気がした…。
いくつか共通点があるからっていうのもあるけど………透の考え方と、ツライ思いをしてても明るくふるまってるとことか…すごく好き………。
だからさ………。
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