ぷりんせす×ぷりんす

□【第5話】ガールズ
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『ふぁ〜〜〜眠い』



今日もテニス部は朝練中。
マネージャーの仕事を終えたあたしは眠い目を擦りながら
練習風景を見ている。


女子「キャー!!!カッコイイ!!!vV」


『ホント朝から元気だな〜…』


今のあたしの耳にはテニスボールがラケットにあたる音と
女生徒の黄色い声しか聞こえない。


激しく暇だ。


『まだ来ないのかなぁ…』



誰が来ないのかって?
それはね…



「綾乃〜おっぱよ〜!!!!!」


『あ、来た』


あたしはフェンスの方まで走っていく。



『おはよっ泉、優莉』


「綾乃ちゃん、おはよう」


『亜咲はまた遅刻かね〜』



「多分そうなんじゃん〜?」


全体「ありがとうござっした!!」


『あ、部活終わった』


「んじゃあ早く教室行こ〜」



『うん!じゃあ鞄とってくるね!』



あたしは部室の方に走っていく。
部員も部室の方に戻って来た。



『皆今日もお疲れ様っ』


岳「おぅっ」


ジ「ん〜眠いよ〜」


『じゃあまた放課後ね〜!!!』


岳「Σ早っ」



あたしはすれ違う何人かに『お疲れ〜』と言いながら泉と優莉の方へと走っていく。


『お待たせ〜☆』


「さっすが綾乃だね〜!!部室からここまで来る速さ!!」


「息も全然切れてない…」


『え?そうかな?
ま、走るのは結構得意だしね☆
ささっ教室行こうっ』


あたしは二人の背中を押して歩き始めた。



――――



教師「ここはこの公式を使って…」


ガラガラッ


授業中に突然ドアが開いた事にほとんどの生徒(一部居眠り中)が反射的に入り口の方を見る。
そこには……



教師「上原〜お前はまた遅刻か」


「すんませーん寝坊しちまって」


教師「…後で生徒手帳持って職員室な」


「お〜」


『亜咲〜おは』


あたしは亜咲が通り過ぎる時に小さめの声で挨拶をする。


「ん、はよ」


それから退屈な授業が終わりやっとお昼ご飯っ。


「オイラちょ〜腹減ったナリ〜!!!」


『あたしも〜』


「じゃあ早く屋上行って食べよ(微笑)」


『うんっ亜咲〜』


「おぅ、今行く〜」


お腹の減ったあたし達は屋上までの道のりを足早に歩いた。
そして屋上のドアを開けると…


『あ…』


「ゲッ」


「うひょっvV」


「!」


鳳「あれ…綾乃達も屋上来たの?」




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