薄桜鬼short
□恋を知ってしまった
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『土方さん、今日もどこかへ出掛けるのですか?』
「あぁ、今日中に片付けなきゃなんねぇんだ。お前はもう上がっていいぞ」
毎晩のように繰り返される会話
微笑みながら私の頭に優しく触れる手のひら
―――――今日中に片付けなきゃならない用事なんて嘘
わかっていながら引き留めることの出来ない私
だって私はただの小姓だから。
きっと、今頃どこかの綺麗な女を抱いているのだろう
女癖の悪さは、ひっそり評判
わかってて好きになった。
だから、
こんな気持ちになるなんておかしいのに・・・・
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