薄桜鬼short
□時越え
3ページ/11ページ
平助side
俺としんぱっつぁんで屯所の掃除をさせられていたときのこと。
屯所にある桜の木の下が、なんだか霧がかっていて不思議に思ってしんぱっつぁんを呼んだ
「なんだこりゃ?」
取り敢えず俺だけが見えてたわけじゃないことに安心すると
「おい平助!触ってみろよ」
「はぁっ!?そうゆうしんぱっつぁんが触ってみろって!」
ったく、しんぱっつぁんはいつもこうだ
人で試す前に自分がやってみろよな
なんてことを考えていたら、横でしんぱっつぁんが焦ったように、しどろもどろな声を出していた
「へ、へ、へ平助っ!う、上っ」
「あ?上?」
なにいってんだしんぱっつぁん、そう思い上を向くと俺の上に黒いかたまりが。
「え?ええ!?」
驚く隙もなく黒い物体は俺に向かって落ちてきた
どしーんっ!
「っ痛ぅ〜っ!!」
頭を擦りながら顔をあげると、そこには見たことのない着物を身に纏った・・
「「お、女ぁぁ!?」」
・・がいた。
→