薄桜鬼short

□時越え
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平助side





俺としんぱっつぁんで屯所の掃除をさせられていたときのこと。



屯所にある桜の木の下が、なんだか霧がかっていて不思議に思ってしんぱっつぁんを呼んだ





「なんだこりゃ?」



取り敢えず俺だけが見えてたわけじゃないことに安心すると



「おい平助!触ってみろよ」






「はぁっ!?そうゆうしんぱっつぁんが触ってみろって!」



ったく、しんぱっつぁんはいつもこうだ



人で試す前に自分がやってみろよな



なんてことを考えていたら、横でしんぱっつぁんが焦ったように、しどろもどろな声を出していた



「へ、へ、へ平助っ!う、上っ」



「あ?上?」



なにいってんだしんぱっつぁん、そう思い上を向くと俺の上に黒いかたまりが。




「え?ええ!?」



驚く隙もなく黒い物体は俺に向かって落ちてきた




どしーんっ!



「っ痛ぅ〜っ!!」


頭を擦りながら顔をあげると、そこには見たことのない着物を身に纏った・・



「「お、女ぁぁ!?」」



・・がいた。





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