薄桜鬼short

□時越え
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(今日は、いい天気だなあ。このまま家に帰るのはもったいないかも・・)




きらきらと光る太陽と青空を見上げてそんなことを思った




(あ、あの神社行こうっと)



るんっ、とスキップで思い付いた神社へ向かう



その、家の近所にある神社は、こじんまりとしていて 人通りも少なく 一人でのんびりしたいときには最高の私の居場所だった。



神社の、鳥居を潜ると別世界に来たような不思議な感覚を覚える



『んーっ、やっぱりここは最高だあ』


そんな独り言を言いながら境内に座ると



調度見えた桜の木の下がもやもやと霧がかってきる様に感じた



不思議に思って、桜の木へ近付くと何か話し声のような声が聞こえる



「なんだこりゃ?おい平助!触ってみろよ」



「はぁっ!?そうゆうしんぱっつぁんが触ってみろって!」




どうやら言い争っているみたいだった



『触ってみても平気かなあ?』


誰に聞くわけでもなく、口に出すと大丈夫な気がしてきて、その霧に手を伸ばした




『きゃあぁぁ』



手を伸ばした瞬間、とんでもない目眩に襲われた






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