薄桜鬼short
□幼馴染み
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『はあ・・・』
コロン、と持っていたシャーペンを置き溜め息を吐く。
「凛?」
『平助は彼女欲しいとか思わないの?』
「はぁぁ?なんだよ、いきなり」
『だって、平助ってなにげモテるし・・・私、平助と幼馴染みなのみんなに羨まし柄れるよ?』
「そんなこと言ったら俺だって凛と幼馴染みで羨ましがられるぜ?」
『そろそろ、彼氏欲しいかも』
そう言ってチラリと平助を見る
「えっ、あっ、そっ、そうだよな・・・彼氏・・・か」
あからさまに落ち込んだ平助を見てかわいいな、と思う。
『ね、平助ってわたしのこと好きでしょ』
ふふ、と笑いながら平助に問う
「はぁ!?」
『ぷっ、声ひっくり返ってるし(笑)』
「ほんと、さっきからなんなんだよ!」
『平助って全然わたしのこと好きだな』
「好きだったら、どうすんだよ」
『あたしたち、両思いだね。』
「え?」
『だーかーらー、私は平助が好きっていってんの!ばか!』
「それ、まぢで?」
『ばか平助』
「話し噛み合ってないし・・・・」
『平助はどうなのよ』
「好きだよ、ずっと。俺たち、付き合おうか」
『今日はお家デートだね』
おわり