薄桜鬼short

□夏祭り
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『なんだか、今日は賑やかですね』





お昼の巡察中。
今日は、つい先日恋仲になったばかりの沖田さんと。





「あぁ、今日はそこの通りの神社でお祭りだからじゃない?」






『お祭り?』








「うん、凛ちゃんの時代にもお祭りとかあった?」








『はいっ、ありましたよ!私、お祭り大好きなんです。・・行きたいなあ』






お祭り、懐かしいな




トリップする前は、よく友達と浴衣来てお祭り行ったっけ。





「凛ちゃんお祭り行きたいの?」






『はい!今日の夜の巡察って何番隊でしたっけ?』






「んー?夜は・・・確か平助たちの隊だったかな?」





『そっか、じゃあ平助くんはだめかあ』





平助くんだったら友達みたいな感じだしお祭りなら平助くんと行くのがいいと思ったんだけどなあ






「なあに、もしかして平助と行きたいの?」






つまらなそうな顔をしてこちらを見る沖田さん






『え?だって平助くんなら一番友達みたいな感覚だから』






「友達かあ・・・ならいいや。」






『?・・・はあ』




さっきから沖田さんの言動がわからなくて間抜けな返しになってしまう







「僕が一緒に行ってあげるよ」




『はあ、・・・って、えぇっ!?』





突然の誘いに大袈裟に驚いてしまった






「何?僕と一緒は嫌なの?」





『ち、ちがいます!ただ沖田さんお祭りとかめんどくさそうだからびっくりしちゃって』






「はぁ、凛ちゃんって鈍感すぎ。」






ため息をつかれ、やれやれ┐( ̄ヘ ̄)┌みたいなポーズをする沖田さんに若干いらっとする





『私のどこが鈍感なんですか!』





「そうゆうとこもだよ。普通、彼氏置いて違う男とお祭りなんて行かないでしょ」






『あ・・・』








「それに僕だってお祭り行きたいし」






『そうだったんですか?それならそうと先に言ってくださいよお』







「そうじゃないでしょ。君と、だから行きたいの!」






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