その他長編

□キャンバス
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『キャンバス』



我大学は面倒な事に必ずしもサークルに入る事が定められている。

しかしアルバイトやプライベートも忙しい人はサークルなどにかまけている暇はない



そこで作られたのが、週一で自由に語り合う何でも有りなサークル、通称『キャンバス』。


かくゆう私もこのサークルに所属しているのだけれど、未だにメンバーが把握しきれいないぐらい参加も自由。遅刻、早退ありな緩いサークルだ


ただひとつ分かっているのは変人の巣窟と言う事のみ…




#name#「ねぇ?早川殿。今日は何時に終わる?」

早川殿「あ…大会前だから軽い調整で終わるから、終わったらサークルまで迎えに行くよ?」


#name#「本当に?じゃぁ待ってる!」


と言うわけで
ラクロスサークルに所属の友達を待つべく、週一のサークルに出る事になった#name#は2週間ぶりにサークルの教室の扉を開けた。




#name#「こんにちは〜」



幸村「やぁ!#name#殿。お久しぶりです」


兼続「おぉ!久しいな!さっこっちへ来て愛と義について語ろうぞ!」



元親「今日も今日とて壮絶であろう!共に奏でよう。 #name#…」



宗茂「どうした?来て早々に疲れた顔をするな。なんなら俺が癒してやろうか?」











#name#「…………お邪魔しまし…っッ危なッ!?!?」




見なかった事にしようと扉を閉めようとした所に何かが飛んできた。


#name#「やっ…槍?(幸村の)」




幸村「愛実殿…せっかく来たのですから、少し話して行って下さい。そんなにすぐに帰るだなんて幸村は悲しいです」


#name#「いや、子犬の様に言っても、行動と言葉が一致してないからね!恐い!恐いから!」



兼続「そう言うな!久しぶりのえものっ……ゴホン。ではなく、新メンバーなのだ!#name#が来るのをどれだけ待っていたか!」


#name#「いや…今、獲物って。バッチリ言ってるからね兼続。何するの?てか、何されんの?」


元親「まぁ、気にするな、取って食ったりはせん。本当に二年ぶりの入部生を喜んでいるだけだ…色々と…な。」


#name#「いや、気になる!最後!色々って…。はぁ。もうわかりました。ちょっとだけですからね。」


宗茂「そうでなくてはな。それより#name#…」


#name#「(うっ…真剣な顔)なっ…何ですか?」



急に近くでささやかれ、肩に力がはいる。


宗茂「ひとつ…今後のために教えておいて貰いたいのだか」


#name#「(その美形はズルい…)どっ、どうぞ?」






宗茂「お前の初体験はいつだ?」


#name#「…それは…まだ…ッて。はぁぁ!?」


兼続「おぉ!でかした!それは確かに興味深い」


#name#「………なっ!」


幸村「私も、是非教えて頂きたい!」


#name#「ふざけんなっ!何で教えないと行けないんですか?」


元親「しかし、先ほど確かに『まだ』と…」


#name#「ッ!?聞き間違い…ですって」



宗茂「そうか…#name#は処女か。なら優しくしてやらねばな」


#name#「なにさりげなく爆弾発言してんですかっ!」


幸村「#name#殿が生娘………ッ!?」


#name#「ちょっ!?幸村鼻血!垂れてる!!てか、吹いてる!」



兼続「案ずるな#name#!私と義と愛があれば万事解決だ!」



#name#「いや!何が?むしろ余計心配なんですけど!!」



元親「ふっ。今こそ奏でよう!艶美な唄を…その曲名(な)は『ヴァージン』」



#name#「ちょっとォォォォォおぉ!」








こうして、今日もたわいもない楽しいサークルが幕を下ろす。







おまけ



早川殿「#name#…迎えにきた…ょ?ッ!?」


幸村「#name# 殿、貴女の初めてを頂かないと鼻血がっ…うっ…」


兼続「さぁ、今すぐここで産まれたままの姿に」


元親「2曲目は『ロストヴァージン』だっ!」


宗茂「騒がしいな。#name#…俺の家に行こう。それとも、ホテルが良いか?」


#name# 「………………。」



早川殿「かっ……カオスッ!?」






END
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