High Time

□机上
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何て君はそんなにも悲観的なんだ。これはそこまで拗ねるような事じゃないんだよ。いい加減鼻をすすりな。はっきり言って今の君は不細工だよ。見るに耐えない。

「どの口がそれを言っているの」

この口さ。こんなに近くで話してるんだ、よく見えるだろ。好きなだけ見ればいい。

「何も見たくない。消えて」

それは無理だよ。だってここは俺の家だし、その台詞は君にしか通用しない。止めてよ、またそんなに泣くことないじゃないか。君が間違えた事を言ってるから正してあげたんだ。

「お望み通り私が消えるわ」

誰がそんな事を望んだ。被害妄想も甚だしい。俺は君に消えてほしくもないし、泣いてほしくもない。

良いかい、女が泣くって言うのは殊更面倒なんだ。産まれたばかりの赤ちゃんが泣くよりもたちが悪いんだよ。分かってくれたかな。


「誰が泣かせたと思ってるの」

何だよ、その眼。俺かい、俺が泣かせたのかい。信じられない答えが帰ってくるもんだね。泣きたいのはこっちの方なんだよ、分かっているのかな。

たかだか俺が別の女と寝たぐらいで。そんなつまらない事で喚く君が一番つまらないよ、本当。


「もう別れたい」

ああ、それは無理だね。だって昨日婚姻届出して来ちゃったもん。良かった、泣き止んだかい。そんな驚かないでよ。喜んで。



急ブレーキ、その後




@股軽男しりいず


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