笑う
(1)おかしさ・うれしさ・きまり悪さなどから、やさしい目付きになったり、口元をゆるめたりする。また、そうした気持ちで声を立てる。
「赤ん坊がにこにこと—・う」
「照れ隠しに—・う」
(2)(「嗤う」とも書く)ばかにした気持ちを顔に表す。あざける。嘲笑する。
「愚かしさを—・う」
「陰で—・っている」
「鼻先で—・う」
(3)つぼみが開く、花が咲く。
「花が—・い、鳥が歌う」
(4)果実が熟して割れ目ができる。
「栗のいがが—・う」
(5)縫い目がほころびる。
「肩の縫目の—・ひ掛けたフロツクコート/社会百面相(魯庵)」
(6)しまりがなくなり、十分に働かなくなる。しっかりとしなくなる。
「長い下り坂で膝(ひざ)が—・ってしまった」