negima SS
□7番のキャプテン
2ページ/10ページ
翌日
〜寮内
「今日って確かバスケ部試合やったよね?」
亜子は傍らにいたアキラに話しかけた
「うん、裕奈、朝から張り切ってた」
「せやったら、せっかく休みなんやし応援しにいかへん?」
「さんせーい!」
まき絵が手を突き上げて全身で賛成をアピールする
亜子とアキラはその勢いに笑顔を浮かべる
「ほな、いこか」
3人は体育館に向かった
体育館の中はすさまじい熱気に包まれていた
「すごい熱気だね〜」
まき絵が熱気に驚く
「まき絵、亜子、こっち空いてるよ」
アキラが空いている席を示し、3人はそこに座った
「スコアはっと…お、勝ってる、勝ってるよ〜」
まき絵が喜ぶ傍ら、亜子は無言で裕奈の動きを追う
『裕奈…なんか動きが変や…
…なんか、先輩に気を使いすぎで動きが悪い気がするわ』
亜子は男子サッカー部マネの洞察力でもって裕奈の異変を敏感に察していた