negima SS

□そして、希望の黒
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−…ちゃん

…誰?

−せっ…ん

…呼んでる?

−せっちゃん

…私の、ことを?


私は目を開くと光が広がった







『そして、希望の黒』









「せっちゃん、起きた」
そう、私のことを『せっちゃん』と呼ぶのはこの人だけ…


私が、お守りすると決めた人…


誰もいない教室で、
自分が寝てしまっていたことに気づいて、あわてる


「す、すいません、お嬢さま!」

「ええよ、そんな…
疲れてたんやろ」

「すいません!」

平謝りする私にくすりと笑う気配がして、ええのにという言葉が優しく自分を包
み込んだ
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