negima SS
□GLOW WILD
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「あーぁ…また負けちゃった…」
裕奈は部屋に戻るとそのままベッドに倒れこんだ
今日はバスケ部の試合があったがいつものようにバスケ部は負けてしまっていた
ベッドの上段に倒れこんでいる裕奈の様子をアキラがうかがう
「ご飯…いらないの?」
「うん…なんか食べたくない…
もうちょっとだと思ったのにな…何でだめなんだろう…」
枕に顔をうずめる裕奈
「裕奈…」
心配そうに見つめる
「このチームになってからまだ一勝もしてない。
今度こそって思ったのに、どうして…」
「…裕奈。また次頑張ればいいよ」
「…それでまた負けたら『また次』って?だめだよ…」
「だめなんかじゃない。
裕奈は今、今日の試合を振り返って『なんで』『どうして』って原因を探してる。
今日の教訓を生かして次へ次へと一歩ずつ進んでいけるはずだよ」
「…。」
「それに…勝つことだけがすべてじゃないでしょ?」
裕奈はいつもより言葉の多いルームメイトのほうを見る