短編

□Pet
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「いっつ…何すんだよ、この馬、」
「ご主人様にそんな口を聞いちゃダメだよ。ニールはいけない子だね」

唇に触れる指。顔をあげれば意地の悪い笑みを浮かべたロッド。ゾクリと全身を駆け巡る感覚は恐怖か…それとも。再びぐいとリードを引かれ、目の前にはまだ大人しくズボンの中に収まっているロッド自身。オレは恐る恐るロッドを見上げた。

「悪い子にはお仕置きしなきゃね」

ロッドの左手にはコードのついたピンク色の球体。使ったことはないが見たことはあるそれにオレは後ずさりした。

「やっ…よせって!そんな、の…入れるとか…やだって…あ!!」
「暴れちゃだめでしょ?」
「っん…中、入って…ふ…うっ」
「お仕置きだから嫌って言ってもやめてあげないよ、ニール」

後孔にゆっくりといれられたピンク色の球体。それはスイッチを入れれば体内でゆっくりと暴れ始めて身体がビクリと跳ねた。それは徐々に焦らすように強められ、もはや腕に力も入らずオレはロッドの足に縋り付くことになる。ロッドは満足げに笑うと足元で荒い息を吐くオレの頭をそっと撫でて言った。

「ニール、ローター止めて欲しかったら言うことがあるんじゃない?」
「あっあああっん…っん、はぁ…」
「悪いことをしたら言わなきゃならないことがあるよね、ほら…」
「や…っオレ、悪く…なっい、うああっ…ひっあ…ああ!!」
「もう…強情なんだから。そんなんじゃもっと酷くしちゃうよ、ニール」

そう言ったロッドの右手には更に2つのピンク色の球体。これ以上増やされては頭がおかしくなってしまう。オレは既に掠れ始めた声で言った。「ご主人様」…と。
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