短編

□Buttock
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下着を脱がされてベッドの上に四つん這いにさせられたオレ。その後ろに控えるのはどこかしら楽しそうなアレン。

「ほ、本気でやるつもりなのかい」
「オレ様はいつだって本気だ。分かったらさっさと覚悟を決めるんだな」

片手にはクローゼに先日出された塗り薬。もう嫌な予感しないのだけれど逃げようにもアレンに勝てる気はしない。

「悪いようにはしないから力抜いてろよ、センゴクさん」
「っうあ…!!!」

生温い液体が後孔の入口に触れた。若干の痛みに思わず声があがる。それに小さく笑みを零したアレンは後孔の周囲をぐるりと一周するように指を動かした。入口の広がる感覚にビクビクと身体が反応してしまうがいけない。これはただ薬を塗っているだけなのだから。

「ん…っぁ、いっつ…!ちょっと、痛…い、そこっ!」
「薬塗ってるだけなんだから我慢してくれよ、センゴクさん…っ」
「うっぁ…無理、だっ…て…もう少…し、優しくっん」
「…ちなみに外だけか?」
「っ…な、中も…だけどさ…そこは自分で…っく、ぁあ!?」

入口をなぞるように動いていた指がいきなり中にまで差し込まれる。痛みとはまた違った感覚が身体中を駆け巡り、思わず手元のシーツを握り締めた。
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