短編

□Kitchen
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「ぁ…んんっん、ゃ…ロッド…そ、こばっかぁあっ」
「嫌じゃなくていいんだよね」
「違っ…ひぁっ!そんな強…くひっぱん、なっ…うぁ」

エプロンは着けたまま、下のシャツだけ巻くしあげられて胸の突起を弄ばれる。指先で転がされ、摘まれ、引っ張られの繰り返しだ。そのジンジンとした感覚は痛みなのか快感なのかわからないままにただただ熱ばかりを身体は孕んでいく。これはきっと快感。

「ニールはほんとに可愛いね」
「意味、わかん…っねぇよ…ぁっん、も…そこはぁ…」
「可愛いからいじめたくなる」

そう低い声が耳を掠めたかと思えば一際つよく突起を引っ張られ、ビクリと身体が跳ねた。そのまま押し潰されればビリビリと電流のように快感が身体中を駆け巡る。

「気持ち、い…っあ、ふぅ」
「そろそろこっちも触ってあげるね。苦しくなってきたでしょ」
「っうぁ…!!?」

片手は相変わらず胸を弄んだまま、もう片方はオレ自身をズボンの上から撫であげる。立ってられなくなりそうで必死に台所にしがみつく。ロッドの手はその間にもオレの下着の中にまで入り込み、ゆるゆるとオレ自身を擦り始めた。胸の方も摘み引っ張った突起の先端を指先で擦る。

「ん、あぁっあっあっ…ば、か…ふぁあっいっぺんに…は」
「すご…今のニール、そんなえっちな顔されたら我慢出来ないよ」
「っロッ…ド、気持ち…くて、ぁっんん、わけ…わかんなく、なっ…る」

頭の中が真っ白になったかと思えば身体を襲ったのは酷い倦怠感。青臭い匂いに自分が達したのだと気付き、オレは顔が熱くなるのを感じた。
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