短編
□Buttock
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※セックスで切れ痔になったセンゴクさんにボ〇ギノールを塗る話、何と言うか…若干いやかなり下品だったりで注意
若いっていいなあとよく思う、最近。それは年下の青年と付き合いだしたのも要因だろう。
「センゴクさん…」
シーツに縫い付けられた身体。絡まる指と指。開けた着物の胸元。それは彼をその気にさせるには十分過ぎるくらいで。
「あーっ…ちょ、ちょっと待ってくれないかな…アレン」
「オレ様は待つのは嫌いなんだ」
「いや…でもおっちゃん今はちょっと、そういうことは」
逃れようにも腕はしっかりと掴まれ、身体は彼の下だ。足を動かした所でもはや何の意味も成していない。整った顔がゆっくりと迫ってくる。いや、しかし、ダメなんだ。だってオレは…。
「っ…セ、セックスで切れてて痛いから今日は出来ないんだ!!」
「は…?」
「つまり…何だ、その…切れ痔ってやつでね。ほんとに痛いんだよ」
そう言って視線を反らせばアレンが吹き出した。一気に恥ずかしくなってオレは堪らず顔を背ける。いくら年を取れども恥は恥なのだ。
「っははは…切れ痔か、まあ確かに頻繁にセックスしてたからな」
「だから、今日っていうかしばらくは無理だよ。安静って言われた」
「安静って…」
「まあ、つまるところ簡潔に言えばセックスするなってことだな」
そう言えば流石のアレンも納得してくれるのだろう…そう思っていたが彼の口から飛び出したのはとんでもない一言だった。