賢者の石
□04.それぞれの思い
1ページ/3ページ
2人の後姿を見送ったあとでダンブルドアはひとりユイの首飾りのことを思った。
ユイは世界を守る力を持っている。
そのために、眠り続けている間にも夢の世界で学び続けていた。
魔法はこれから学べばいい。
そのためにその年齢なのだろう。
ハリーが入学してくる年に目覚めたのは偶然ではないはずだ。
いずれ、わかるときがくる。
そのときまで見守ろうと、ダンブルドアは心に決めた。
「ちと、魔法が強すぎたかの」
そうつぶやいた偉大なる魔法使いの言葉の真意をユイが理解するのはまだずっと先のことだ。
***