秘めた想い

□第4Q
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無事、卒業し
志望大学にも合格。








卒業式後に教えてもらった連絡先に一番に電話した。












「よく頑張ったな」






待ち合わせの駅に着き
駆け寄ると ポンと頭に手を置いて褒められた。








『あ、ありがとうございます』








行くぞ、と手を引かれ
思わず『先生、待って…!』っと言ってしまう。







くるっと踵を返し口を軽く塞がれ






「もう先生じゃないだろ」






変に勘違いされて
お前と一緒にいられなくなるのは困る、とかぶつぶつ言っていた。








『か、笠松さん?』






ぎこちない呼び方に
二人して固まる。









「先生以外なら何でもいいぞ…遥」







ほら、と改めて手を繋ぎ
歩き始めた。














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