秘めた想い
□第2Q
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時々、あの日の放課後のように
先生がバスケをしている姿を見に行っていた。
その時は恋愛感情とかではなくて
尊敬という思いだった。
半年程が経って
学校生活にも慣れた頃ー
「遥、また見に来てるよ」
部員の一人につつかれる。
二週間程前に2年生のノートを拾い、教室に届けに行ったことがあった。
それからというもの、ノートの主である先輩は吹奏楽部の様子を見に来るようになった。
友人から聞いた話だと
高身長を買われ バスケ部に入っているらしいが今や幽霊部員だという。
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