青春応援歌〜オルタナティブエンズ〜

□2球目
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夏未が海外へ旅立ってから数日後―…。








「…と言うわけで、海外留学に行った夏未さんの代わりに今日から新しくイナズマジャパンのマネージャーに加わる高嶺 花さんです!!」


1年マネージャーの春奈ちゃんが元気よく紹介してくれる。


『はじめまして…じゃない人もいるけど…改めて、雷門中2年の高嶺 花です。夏未に頼まれてマネージャーになりました。未熟ですが、精一杯皆さんをサポートできればなと思います!!』



「「「ああーっ!!花!!!!!!」」」


見れば守を始め、風丸やその他雷門中の面々が目を見開き、声を揃え驚いている。

「…皆さん既にお知り合いなんですか?」

あたしと同じく最近イナズマジャパンのマネージャーになったと言う冬花ちゃんが尋ねる。


「ああ!!オレと風丸は花と元々友達で、今ここには居ないけど、雷門中サッカー部の半田の幼なじみなんだ!!」

守がいつもの調子で元気よく冬花ちゃんに返答する。


「今までも夏未さんに連れられて、度々雷門中の試合観に来てくれてたのよねっ。だから大体の部員は花ちゃんの顔と名前くらいは知っているの。」


2年マネージャーの秋ちゃんがニコッと笑う。
秋ちゃんともそのお陰で仲良くなれたんだよね。


「それにしてもビックリだなあー。花がマネージャーになるなんて。」

風丸が改めて驚いたように言う。


『自分でもこうなるとはちょっとビックリかも。まあ、夏未の頼みだからねっ。代理マネージャーだけど自分なりに頑張るつもりだから!!』


あたしがそう言うと、守はニッと口角を上げて、




「もう花は歴としたイナズマジャパンの仲間だ!!代理マネージャーとか関係無くなっ!!」



満面の笑みでそう言った。




あたしをイナズマジャパンの一員として扱ってくれる…


なんだか、それがとても嬉しくて胸の辺りが温かくなって自然と笑顔になった。



人を温かな気持ちにしてくれる

守はやっぱりすごいや。


そう改めて思う。



さあ、今日からあたしのイナズマジャパンのマネージャーとしての日々が始まりますっ!!

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